自律神経失調症にきく薬は?その種類と効果を徹底解説!

病院で自律神経失調症と診断された場合、治療の選択肢のひとつとして薬物療法があります

医師が診断に基づき、症状に応じた薬の処方をおこないます。しかし一言で薬と言ってもさまざまな種類があり、作用も異なります

体の不調があるときは?自律神経調整薬が効果的!

自律神経失調症を発症すると、不定愁訴と呼ばれるさまざまな身体症状が現れます。頭が重い、疲れがとれないといった症状をはじめ、体のあちこちに不調を感じるようになります。内科系の検査をしても身体的な病気は発見されません。

こうした症状が比較的軽度の場合に処方されるのが、自律神経調整薬と自律神経末梢作用薬です

自律神経調整薬で自律神経を整える!

自律神経調整薬は脳の視床下部に働きかけ、交感神経と副交感神経のバランスを整えます。生まれつき自律神経が崩れやすい体質である本態性自律神経失調症の人に効果があります。おだやかに作用し、比較的副作用が少ないのが特徴です。

よく処方される自律神経調整薬の種類と効果は次の通りです。

  • グランダキシン(肩こり、頭痛、手足の冷え、倦怠感、発汗異常などを改善する)
  • ハイゼット(腸の働きをよくし、頭痛や肩こりを改善する)
  • ジヒデルゴット(頭痛、低血圧、立ちくらみなどの症状を改善する)

ハイゼットは、更年期障害にともなう倦怠感や手足の冷えなどの症状にも処方されます。

自律神経末端梢作用薬が末端神経にきく!

自律神経は脳をはじめ、全身のすみずみにまではりめぐらされています。自律神経末端梢作用薬は自律神経の末端に働き、体の特定部位に現れる症状に効果があります。

自律神経末端梢作用薬には、以下のような種類と作用があります。

  • β・アドレナリン受容体遮断薬(不整脈、頻脈、動悸などの症状を改善する)
  • 副交感神経遮断薬(吐き気、下痢、腹痛、頻尿など、胃腸の不調を改善する)
  • 交感神経興奮薬(めまい、立ちくらみ、低血圧などの症状を改善する)

情緒不安定なときは?そんな症状にきくのは抗不安薬!

自律神経失調症では、次のような精神的な症状が現れることがあります。

  • 不安感や恐怖感に襲われる
  • 情緒不安定になり、すぐにイライラしたり悲しくなったりする
  • 無気力になり、やる気や集中力が出ない
  • ネガティブ思考におちいったり、被害妄想にとらわれたりする

こうした症状を改善し、心を落ちつかせ不安を軽減する目的で抗不安薬が処方されます

脳の神経伝達物質に作用する!

抗不安薬にはさまざまな種類がありますが、代表的なものは次のとおりです。処方される抗不安薬は、多くの場合ベンゾジアゼピン系抗不安薬に分類される薬です。

  • リーゼ
  • デパス
  • ソラナックス
  • ワイパックス
  • レキソタン

ベンゾジアゼピンという物質は、脳内の神経伝達物質であるGABAの働きを強める作用があります。GABAは脳の中枢神経の興奮を抑える神経伝達物質であるため、自律神経失調症の不定愁訴やさまざまな精神症状を改善する効果が期待できます。

肩こりや睡眠を改善する効果もある!

抗不安薬は、不安や抑うつなどの精神症状を緩和するほか、肩こりなどの緊張をほぐす筋弛緩作用もあります。眠つきをよくする作用もあるため、不眠がある場合は睡眠導入剤と合わせて処方されることもあります。

強さや持続時間はさまざま!

抗不安薬は種類によって作用の強さが異なります。また、効果の持続期間によって、短時間型、中間型、長時間型、超長時間型に分類されており、症状によって使い分けられます。

抑うつ気分が強いときは?抗うつ薬が効果的なことも!

抗不安薬の効果が現れなかったり、うつ病と同様の抑うつ気分が強い場合は、医師の判断により抗うつ薬が処方されることがあります。抗うつ薬は、脳の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの量を増やしたり流れをよくしたりすることによって、抑うつ状態を軽減する作用がある薬です

抗うつ薬の種類と作用は?

抗うつ薬には次のような種類があります。

  • 三環系・四環系抗うつ薬(比較的歴史が古い抗うつ薬。アモキサンやテトラミドなど)
  • SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬。パキシルやジェイゾロフトなど)
  • SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬。トレドミンなど)
  • NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬。リフレックスなど)

SSRIおよびSNRIは、再取り込み阻害薬に分類されます。これは脳内の神経伝達物質の分泌量は増やしませんが、分泌された神経伝達物質が適切に働くことを助ける薬です。これに対し、NaSSAは実際に脳内のセロトニンやノルアドレナリンの分泌量を増やす作用がある薬です。

抗うつ剤が効果を発揮するためには、数週間以上にわたって継続して服用する必要があります。医師の指示にしたがって服用してください。

眠れないときは?睡眠導入剤が効果的!

自律神経失調症の症状として、寝つきが悪い、途中で目が覚めるなどの不眠の症状があるときは、睡眠導入剤が処方されます

睡眠導入剤も抗不安薬と同様、ベンゾジアゼピン系のものが主流です。その効果の持続時間によって、超短時間型から長時間型まで分類されています。主な睡眠導入剤は次のとおりです。

  • 超短時間型(マイスリーやハルシオンなど)
  • 短時間型(レンドルミンやリスミーなど)
  • 中時間型(ロヒプノールやユーロジンなど)
  • 長時間型(ドラールなど)

不眠の種類によって睡眠導入剤は異なる!

寝つきが悪い場合は、服用後数十分以内に効果が現れ、2時間から4時間持続する超短時間型が処方されます。眠りが浅いときや、途中で目が覚めてしまうときは、中時間型や長時間型の睡眠導入剤が効果的です。

服用するにあたって注意は?医師の指示に従うことがたいせつ!

自律神経失調症の薬は、ほかの薬と同様に副作用が現れることもあります。具体的にどのような副作用があるかは薬により異なりますが、代表的なものは次のとおりです。

  • 傾眠(日中にも眠気が残る)
  • めまいやふらつき
  • 脱力感や倦怠感
  • 口の渇き
  • 便秘
  • 食欲不振または体重増加

副作用が現われたときは、どのような症状が現れたのかを医師に正確に伝えることが重要です。

服用をひかえたほうがいいのは?

薬によっては、肝障害や緑内障などの身体的疾患がある場合や、妊産婦は服用が禁忌とされているものもあります。薬の処方を受ける前にそのことを医師に相談しましょう。患者の状態に応じて、医師の判断で薬の変更や服用の中止をおこないます。

自己判断での服用中止は禁物!

抗不安薬や睡眠導入剤など、服用を続けているうちに耐性がついて効果がうすれるものもあります。また、薬によっては依存性があるものもあります。ただし、自己判断で服用を中止すると、自律神経失調症の症状がかえって悪化する場合があります。服用をやめたいときも、事前に医師に相談し、医師の指示に従って中断をおこなってください。

生活の改善がたいせつ!

自律神経失調症は精神的なストレスが原因で起こっていることが多い病気です。そのため、薬の服用は症状を軽減するものの、根本的な治療にはつながらないこともあります。薬物療法と並行して、生活リズムを整えたり、ストレスの軽減や発散をおこなうなど、生活の改善をしていくことがたいせつです。

医師の指示に従って薬物療法を受けながら、生活の改善を工夫しましょう

自律神経失調症によって身体的な不調がある場合は、自律神経調整薬や自律神経末梢作用薬が効果的です。不安や抑うつ症状がある場合は、抗不安薬や抗うつ薬が処方されます。睡眠導入剤は、寝つきをよくし、睡眠の質を高めるのに効果的です。

ただし、副作用が現れたり、他の病気があったり妊産婦の場合は服用をひかえたほうがいい場合もあります。また、自己判断で中止するとかえって症状が悪化することもあります。医師と相談しながら服用をおこないましょう。薬物療法を受けながら、生活リズムの改善やストレスの軽減を図っていくこともたいせつです

自律神経失調症の辛さから解放されたいあなたへ

石丸式 東洋医学による自律神経失調症改善法

「なかなか自律神経失調症が治らない…」「薬を飲んでも効果が感じられない…」そんなあなたでも簡単に自律神経失調症を改善する方法が東洋医学にはあります。これは自律神経失調症で悩んでいる人が、自宅で一人で簡単にできる自律神経失調症改善法です。この改善法を1日数分続けるだけで、2か月後には根本の原因から改善し、正常で健康的な体を手に入れられるというのです。間違った方法を続けていても、効果はないばかりか様々な症状に繋がる恐れもあるので、きちんと正しい方法で自律神経失調症を改善していきましょう。

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